車中泊サンシェード自作の材料と作り方|実践前に知るべき注意点
こんにちは、知識ゼロから始める、わたしらしい車中泊とライフスタイルの運営者のtakochiです。
車中泊を始めようと思ったとき、意外と最初に悩むのが「窓の目隠し、どうしよう?」という部分ではないでしょうか。
外から車内が見えると落ち着いて眠れませんし、夏は日差し、冬は冷気も気になりますよね。市販の車種専用サンシェードは便利ですが、全窓分そろえると費用がかかることもあります。
そこで選択肢になるのが、車中泊 サンシェード 自作です。プラダンや銀マットを使えば、費用を抑えながら自分の車に合わせた目隠しを作れます。
ただし、ただ窓をふさげばよいわけではありません。隙間があると光が漏れ、防犯性も断熱性も落ちやすくなります。さらに、走行中に取り付けてはいけない場所もあるため、作る前に注意点を知っておくことが大切です。
この記事では、車中泊用サンシェードを自作したいあなたに向けて、材料選び、固定方法、作り方、結露対策まで、初めてでも分かるようにまとめていきます。
- 車中泊用サンシェードを自作するメリット
- プラダンと銀マットの違いと選び方
- 窓型の取り方と隙間をなくす作り方
- 走行時の注意点と結露対策
自作サンシェードの基本
まずは、車中泊でサンシェードを自作する意味から整理していきます。
車中泊の目隠しは、単なる「外から見えないようにする布」ではありません。眠るときの安心感、車内温度、結露、防犯、朝の快適さにまで関わる大事な装備です。
車中泊全体の準備をまだ整理できていない場合は、先に車中泊とは何かを初心者向けに解説した記事も読んでおくと、全体像がつかみやすいですよ。
目隠しと断熱の役割
車中泊用サンシェードの一番分かりやすい役割は、外から車内を見えにくくすることです。
夜に車内でライトをつけると、外が暗いぶん、車内の様子は思った以上にはっきり見えます。着替え、荷物の配置、寝ている姿まで見えてしまうと、落ち着いて過ごせませんよね。
特に女性の一人車中泊や、少人数での車中泊では、目隠しの安心感はとても大きいです。外から見えないだけで、車内が「ただの車」から「自分の小さな部屋」に変わる感じがあります。
もうひとつ大事なのが、断熱です。
車の窓ガラスは、外気温の影響を受けやすい場所です。冬はガラスから冷気が伝わり、夏は日差しで車内が熱くなります。車体の中でも窓は熱の出入りが大きい部分なので、ここをしっかりふさぐだけで体感がかなり変わります。
たとえば冬の車中泊では、窓に何もしていないと、寝袋や布団を使っていても顔まわりがスースー冷えます。逆に、窓に厚みのあるシェードをぴったり入れると、冷気の入り込みがやわらぎ、車内の暖かさを保ちやすくなります。
車中泊サンシェードの役割
目隠し、防犯、遮光、断熱、結露対策の土台づくり。この5つがそろって、はじめて車中泊の快適さが上がります。
ここで大切なのは、サンシェードは「ただ隠せればOK」ではないということです。
車中泊で本当に使いやすいサンシェードは、外から見えにくく、車内の光が漏れにくく、窓枠との隙間が少ないものです。
つまり、自作するときのゴールは「なんとなく窓を覆うこと」ではなく、「車種に合った形で、すき間なく、外から自然に見えるように仕上げること」なんですね。

既製品と自作の違い
車中泊用サンシェードには、大きく分けて市販品と自作品があります。
市販品の中でも、車種専用タイプはかなり便利です。窓の形に合わせて作られているので、届いたらすぐ使えることが多く、吸盤や収納袋が付いている商品もあります。
ただし、全窓分そろえると、一般的な目安として1万円から2万円以上かかることもあります。車種や品質によって価格は大きく変わるため、正確な価格や適合情報は販売店やメーカーの公式サイトをご確認ください。
一方で、自作サンシェードは、材料費を抑えやすいのが魅力です。プラダンや銀マット、吸盤、テープ類を組み合わせれば、車種や窓の枚数にもよりますが、数千円以内で作れるケースもあります。
そして自作の強みは、費用だけではありません。
自分の車の窓に合わせて作れるので、古い車、マイナー車種、軽自動車、商用バンなど、専用品が見つかりにくい車でも対応しやすいです。また、後席だけは厚めにしたい、リアガラスは二分割にしたい、外側を黒くしたいなど、自分の使い方に合わせて調整できます。
| 種類 | メリット | 注意点 |
|---|---|---|
| 市販の車種専用品 | すぐ使いやすく、仕上がりが安定しやすい | 費用が高くなりやすく、車種によっては選択肢が少ない |
| 汎用サンシェード | 安く買いやすく、応急的に使いやすい | 窓との隙間が出やすく、遮光性や断熱性は落ちやすい |
| 自作サンシェード | 車に合わせやすく、費用を抑えやすい | 型取りと微調整に手間がかかる |
自作は少し手間がかかります。でも、そのぶん「自分の車にぴったり合った安心空間」を作れるのが大きな魅力です。
最初から完璧に作ろうとしなくても大丈夫です。まずは後席の小さな窓から作ってみると、失敗しても直しやすく、感覚をつかみやすいかなと思います。
◆takochiのワンポイントアドバイス
初めて作るなら、いきなり全窓分を一気に作らなくて大丈夫です。まずは後席の小さな窓を1枚作って、「どれくらい大きめに切ると入るか」を試すのがおすすめです。ここで感覚をつかむと、残りの窓がかなり楽になりますよ。
走行前に知る注意点
車中泊用サンシェードを自作するときは、快適さだけでなく、走行時の安全にも必ず目を向けてください。
停車中に使う目隠しとしては便利でも、取り付けたまま走ると危険な場所があります。特にフロントガラス、運転席の横、助手席の横は注意が必要です。

前席三面は走行時に外す
フロントガラス、運転席側の窓、助手席側の窓。この前席三面は、運転中の視界に直接関わる場所です。
ここにサンシェードやカーテン、タオルなどを付けたまま走ると、運転者の視野が妨げられ、右左折時の歩行者や自転車の見落としにつながるおそれがあります。乗車や積載の方法に関する基本的な考え方は、e-Gov法令検索「道路交通法」で確認できます。また、警察でもサンシェードやカーテンなどで窓を覆った状態での運転について注意喚起が行われています。詳しくは富山県警察「サンシェード等を付けた状態での運転は交通違反です!」など、公的機関の最新情報をご確認ください。
また、フロントガラスや前席側面ガラスのフィルムについては、可視光線透過率などの基準も関係します。窓ガラスに関する保安基準は、e-Gov法令検索「道路運送車両の保安基準」で確認できます。日差し対策をしたい場合でも、正確な情報は公的機関や施工業者、メーカーの公式情報を確認してください。
前席三面は、走行前に必ず外す前提で作る
フロントガラス、運転席側、助手席側のサンシェードは、停車中に使うものとして考えましょう。走行時に装着したままにすると、視界不良や交通違反につながる可能性があります。
自作するときも、この考え方が大事です。
前席三面用は、断熱性を高めたい気持ちがあっても、がっちり固定しすぎると走行前の撤収が面倒になります。撤収が面倒になると、「ちょっとだけなら付けたままでいいかな」となりがちです。ここ、かなり危ないです。
なので、前席三面に使うものは、吸盤式や置くだけタイプなど、すぐ外せる固定方法にしておきましょう。
反則金や違反点数などの数値は制度改正や状況によって変わる場合があります。費用、法律、安全に関わる内容は、正確な情報は公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
後席やリアの扱い
後席のサイドガラスやリアガラスは、前席三面とは扱いが少し変わります。
一般的には、運転者の直接の視界を妨げる前席三面ほど厳しく考えられる場所ではありません。後席やリアの目隠しは、市販のカーテンやサンシェードでもよく使われています。
ただし、「付けてもよいから何でも大丈夫」という意味ではありません。
後方確認がしにくくなると、駐車、車線変更、バック時に不安が増えます。特にリアガラスを完全にふさいでいる状態では、ルームミラーで後方が見えません。バックカメラがある車でも、カメラだけに頼りきるのは避けたいところです。
車中泊では、後席やリアは断熱性を高めるために、はめ込み式でしっかり作るのがおすすめです。ですが、走行するときは自分の運転のしやすさも考えて、必要に応じて外してください。
後席用は「常設寄り」でも使いやすい
後席やリアの窓は、就寝時の目隠しと断熱性を重視しやすい場所です。プラダンや銀マットを使ったはめ込み式にすると、吸盤なしでもすっきり固定しやすくなります。
後席やリア用を作るときは、外からの見え方も意識してみてください。
銀マットのアルミ面が外に向いていると、駐車場で少し目立つことがあります。もちろん日差しを反射する意味では役立ちますが、夜の車中泊では「車中泊しています」という雰囲気が出すぎることもあります。
防犯面を考えるなら、外側に黒い面が見えるようにしたり、黒いプラダンを使ったりすると、外からは濃いスモークガラスのように見えやすくなります。
車中泊は、目立たないことも安心につながります。派手に隠すより、自然に隠す。ここを意識すると、車内での落ち着き方が変わりますよ。
材料選びの基本
ここからは、車中泊 シェード 自作でよく使われる材料を見ていきます。

代表的なのは、プラダン、銀マット、布地です。中でも、車中泊用の目隠しをしっかり作るなら、プラダンと銀マットが使いやすいです。
車中泊全体の装備を見直したい場合は、車中泊に必要なものリストをまとめた記事も参考になります。サンシェード以外の準備も一緒に確認できます。
プラダンの特徴と厚み
車中泊 プラダンでよく使われるプラダンは、プラスチックダンボールのことです。
見た目は軽い板のような素材で、中に空洞があります。この空洞が空気の層になり、薄いわりに断熱性を持ちやすいのが特徴です。
プラダンの良いところは、軽いのに形を保ちやすいことです。布や薄いシートのように垂れ下がらないので、窓枠に合わせて切れば、はめ込み式のシェードとして使いやすくなります。
厚みは、一般的な目安として4mm前後が扱いやすいです。薄すぎるとたわみやすく、厚すぎると窓枠のすき間に入りにくくなります。車の窓まわりの形によって合う厚みは変わるため、購入前に実際の窓枠のすき間を確認してください。
色は、車中泊用なら黒がおすすめです。
黒いプラダンを窓に入れると、外から見たときに車内が暗く見えやすく、プライバシーを守りやすくなります。明るい色のプラダンは室内では見やすいですが、外から目立つことがあります。
プラダンを選ぶ目安
後席やリアのはめ込み式なら、黒色で4mm前後のプラダンが使いやすいです。軽く、切りやすく、形を保ちやすいので、初めての車中泊 目隠し diyにも向いています。
ただし、プラダンには注意点もあります。
ひとつは、切り口が少し硬くなることです。窓枠や内装に強く押し込むと、車の樹脂パーツにこすれることがあります。気になる場合は、端に布テープやすき間テープを貼って保護すると安心です。
もうひとつは、窓の曲線に完全には沿いにくいことです。プラダンは平らな板なので、強い曲面の窓では少し浮くことがあります。その場合は、端を少しずつ調整したり、銀マットと組み合わせたりすると使いやすくなります。
プラダンは、安くて扱いやすい素材です。でも「大ざっぱに切っても大丈夫」という素材ではありません。むしろ、型取りの正確さがそのまま仕上がりに出る素材だと思っておくと失敗しにくいです。
銀マットの特徴と弱点
車中泊 銀マット 窓でよく使われる銀マットは、アルミのような反射面が付いた発泡素材のマットです。
床に敷くキャンプマットとしても使われますが、車中泊では窓の目隠しや断熱材としてもよく使われます。
銀マットの魅力は、断熱性の高さと加工のしやすさです。
ハサミやカッターで切りやすく、窓の曲線にもある程度なじみます。厚みがあるものを選べば、冷気を防ぐ力も期待できます。一般的な目安として、窓用に使うなら8mm前後の厚手タイプが扱いやすいです。
アルミ面は熱を反射しやすいため、夏の日差し対策にも使いやすいです。冬は発泡層が冷気をやわらげるので、ガラスから伝わる冷たさを減らしやすくなります。
ただし、銀マットにも弱点があります。
まず、プラダンに比べると形を保つ力が弱いです。窓枠にぴったりはめようとしても、ふにゃっと曲がったり、時間が経つと浮いたりすることがあります。
また、高温になる車内で長く使っていると、素材が縮んだり、反ったりすることがあります。最初はぴったりだったのに、何度か使ううちに端から光が漏れるようになることもあります。
銀マット単体は隙間に注意
銀マットは断熱性が高くて加工しやすい反面、剛性が弱く、長く使うと縮みや浮きが出ることがあります。隙間が出ると、目隠し効果も断熱効果も下がりやすくなります。
吸盤を付ける場合も注意が必要です。
銀マットにそのまま穴を開けて吸盤を付けると、引っ張ったときに破れやすいです。吸盤式にするなら、穴のまわりをテープで補強したり、ハトメを使ったりすると長持ちしやすくなります。
銀マットは、初心者でも扱いやすい素材です。でも、長く快適に使うなら、端の補強と固定方法をしっかり考えるのが大切です。
複合素材で性能を高める
プラダンと銀マット、どちらにも良いところと弱点があります。
プラダンは形を保ちやすいけれど、断熱性は銀マットほどではありません。銀マットは断熱性が高いけれど、単体ではたわみやすいです。
そこでおすすめなのが、プラダンと銀マットを組み合わせる作り方です。
ベースをプラダンで作り、その上に銀マットを貼ると、プラダンの剛性と銀マットの断熱性を両方使えます。特に冬の車中泊や、寒い地域で使うなら、この組み合わせはかなり心強いです。
作り方の考え方はシンプルです。
まず、プラダンを窓枠に合わせて切ります。次に、銀マットをプラダンより少しだけ大きめに切って貼り合わせます。すると、銀マットの端が柔らかいパッキンのようになり、窓枠に密着しやすくなります。
この「少しだけ大きめ」が大事です。
大きすぎると窓枠に入らず、シワになります。小さすぎると密着しません。最初は数mm程度の差を意識しながら、実際の窓枠で調整するとよいかなと思います。
貼り合わせにはテープ選びも大事
プラダンはポリプロピレン系の素材なので、普通の両面テープでははがれやすいことがあります。PP対応や強力タイプの両面テープを選ぶと、貼り合わせが安定しやすいです。
外からの見え方を重視するなら、外側に黒いプラダン、内側に銀マットという組み合わせが使いやすいです。
外からは黒く自然に見え、車内側では銀マットが断熱材として働きます。見た目と機能を両立したい人には、この形がかなりおすすめです。
ただし、複合素材は厚みが出るため、収納性は少し落ちます。リアガラスなど大きな窓は、二分割にするなど、しまいやすさも考えて作ってください。
車中泊の装備は、使わないときの収納まで含めて快適さです。作ったはいいけれど車内で邪魔になる、というのはちょっともったいないですよね。
固定方法の選び方
サンシェードの材料が決まったら、次に考えたいのが固定方法です。
同じ材料でも、固定方法によって使いやすさは大きく変わります。前席用なのか、後席用なのか、頻繁に外すのか、常設に近く使うのかで選び方が変わります。
はめ込み式のメリット
はめ込み式は、窓枠や内装の段差にサンシェードを差し込んで固定する方法です。
吸盤やマグネットを使わず、素材そのものの反発力や摩擦で固定します。プラダンや、プラダンと銀マットを組み合わせたシェードと相性が良いです。
はめ込み式の一番のメリットは、隙間を減らしやすいことです。
窓枠にぴったり入れば、外からの光が入りにくく、車内の光も漏れにくくなります。さらに、窓ガラスと車内空間をしっかり分けられるので、冬の冷気対策や結露対策にもつながります。
吸盤の跡がガラスに残らないのも、地味にうれしいポイントです。
吸盤式は便利ですが、ガラスに丸い跡が残ったり、冬に吸着が弱くなったりすることがあります。はめ込み式なら、そうしたストレスが少なくなります。
ただし、はめ込み式は型取りの精度が命です。
小さく切りすぎると、固定力が弱くなり、光も漏れます。大きすぎると、そもそも窓枠に入りません。なので、最初は少し大きめに切って、現物合わせで少しずつ削っていくのが基本です。
はめ込み式が向いている場所
後席のサイドガラス、リアクォーターガラス、リアガラスなど、走行中の視界に直接関わりにくく、就寝時の断熱性を高めたい窓に向いています。
注意したいのは、ぴったり作りすぎると外しにくくなることです。
とてもよくできたシェードほど、指を入れる隙間がなくなります。これ、実際に使うとけっこう困ります。
対策として、端に布テープやダクトテープで小さな持ち手を作っておくと便利です。これだけで、撤収のしやすさがかなり変わります。
吸盤とマグネットの違い
吸盤式は、サンシェードに吸盤を付けてガラスに貼る方法です。
フロントガラスや前席サイドガラスなど、走行前に必ず外したい場所には向いています。固定も取り外しも分かりやすく、初めての人でも使いやすいです。
ただし、吸盤は万能ではありません。
寒い時期は吸盤が硬くなり、ガラスに付きにくくなることがあります。ガラスが汚れていると、さらに外れやすくなります。吸盤を使う場合は、取り付け前にガラスを拭き、吸盤の状態も確認してください。
また、銀マットや布に吸盤を付けるときは、穴の補強が大切です。ハトメや補強テープを使わないと、外すときに素材が破れることがあります。
マグネット式は、車体の金属部分に磁石で固定する方法です。
着脱がとても早く、ガラスに跡が残りにくいのが魅力です。布製カーテンの端にマグネットを入れたり、シートを車外からかぶせたりする方法もあります。
ただし、最近の車は窓まわりが樹脂パーツで覆われていることも多く、磁石が付かない場合があります。使う前に、小さな磁石で窓まわりのどこに付くか確認しておきましょう。
| 固定方法 | 向いている場所 | 注意点 |
|---|---|---|
| はめ込み式 | 後席、リア、クォーターガラス | 型取り精度が必要 |
| 吸盤式 | フロント、前席サイド | 寒さや汚れで外れやすいことがある |
| マグネット式 | 金属面がある窓まわり | 車種によって使えない場合がある |
| 面ファスナー式 | リアゲート、布製シェード | 内装に粘着テープを貼る必要がある |
選び方のコツは、場所ごとに変えることです。
前席三面は、すぐ外せる吸盤式。後席やリアは、断熱性重視ではめ込み式。こう考えると、自作の方向性がかなり決めやすくなります。
全部同じ方法で作ろうとしなくて大丈夫です。むしろ、場所ごとに役割を変えるほうが、車中泊では使いやすくなります。
型取りと作り方
ここからは、実際の作り方に入ります。
車中泊 目隠し diyで一番大事なのは、材料よりも型取りです。きれいに作れるかどうかは、最初の型取りでほぼ決まります。

窓型を正確に取る手順
窓型を取るときは、透明なビニール袋や新聞紙を使うとやりやすいです。
おすすめは、透明な大きめのゴミ袋を切り開いて使う方法です。窓に霧吹きで軽く水を吹きかけ、ビニールを貼り付けます。水の力でビニールが窓に張り付き、曲面にもなじみやすくなります。
ビニールを貼ったら、油性ペンで窓枠のラインをなぞります。このとき、見えているガラス面ぴったりではなく、内装のすき間に差し込む分を考えて、少し大きめに取るのがポイントです。
はめ込み式で作る場合、最初から小さく切ってしまうと、あとから大きくすることはできません。反対に、大きめなら少しずつ削れます。
型取りの基本は「大きめに取って、少しずつ削る」
自作サンシェードは、小さく切りすぎると隙間ができてしまいます。最初は数mmから1cmほど余裕を持たせ、実際の窓に合わせながら調整するのが失敗しにくいです。
型紙ができたら、プラダンや銀マットの上に置いて、外周を写します。
左右対称の窓は、片側の型紙を裏返して使えることもあります。ただし、車によっては左右で微妙に形が違う場合もあるため、必ず実際の窓に当てて確認してください。
カットするときは、床を傷つけないように段ボールなどを敷きます。プラダンはカッターでも切れますが、刃が滑ることがあるので、手を切らないようにゆっくり作業してください。
銀マットはハサミでも切りやすいですが、厚みがあるものは一度で切ろうとせず、少しずつ進めるときれいに仕上がります。
リアガラスなど大きな窓は、一枚で作ると収納しにくくなることがあります。その場合は、左右や上下に分けて作り、取り付けたときに少し重なるようにすると、光漏れを防ぎながら収納しやすくなります。
隙間をなくす仕上げ
型紙どおりに切ったら、すぐ完成ではありません。
ここからが、車中泊サンシェード自作で一番大切な「現物合わせ」です。
切り出したシェードを実際に窓にはめて、当たるところを少しずつ削ります。焦って大きく切ると、すぐに隙間ができます。数mmずつ、ほんの少しずつ調整してください。
この作業は、できれば明るい時間に行うのがおすすめです。
夜だと光漏れは分かりやすいのですが、カットラインが見えにくくなります。日中に大まかに合わせ、夜に車内でライトをつけて外から光漏れを確認すると、仕上げの精度が上がります。
端の仕上げには、黒い布テープやすき間テープが使いやすいです。
プラダンの切り口を布テープで巻くと、見た目がきれいになり、内装に当たったときのこすれもやわらぎます。すき間テープを外周に貼ると、パッキンのように働き、光漏れや冷気の入り込みを減らしやすくなります。
外からの見え方も確認しよう
車内からきれいに見えても、外から見ると銀色が目立つことがあります。夜にライトをつけた状態で外から確認すると、防犯面でも安心しやすい仕上がりになります。
吸盤を使う場合は、角から少し内側に穴を開けると安定しやすいです。
角ぎりぎりに穴を開けると、引っ張ったときに破れやすくなります。穴まわりはハトメや補強テープで補強し、吸盤を外すときに素材へ負担がかかりすぎないようにしてください。
最後に、シェードの裏側に場所の名前を書いておくと便利です。
「右後ろ」「左後ろ」「リア上」など、ひと目で分かるようにしておくと、夜の設営がかなり楽になります。形が似ているシェードを毎回パズルのように合わせるのは、地味に疲れます。
車中泊では、設営と撤収が簡単なほど続けやすくなります。自作するときは、作る瞬間だけでなく、旅先で使う自分のことも考えて仕上げてください。初めての車中泊で迷いやすい準備全体は、車中泊のコツを初心者向けにまとめた記事でも確認できます。
◆takochiのワンポイントアドバイス
サンシェードは「作れたら終わり」ではなく、「暗い駐車場でもすぐ付けられるか」まで考えると失敗しにくいです。裏面のマーキングと取り外し用のタブ、この2つは本当におすすめです。
車中泊サンシェード自作のよくある質問(FAQ)
Q1. 車中泊サンシェードは100均の材料だけで自作できますか?
A. 簡易的な目隠しなら、100均のアルミシート、カーテンクリップ、つっぱり棒などでも作れます。ただし、窓にぴったりはめ込む断熱シェードを作るなら、プラダンや厚手の銀マットなど、ある程度しっかりした素材を使うほうが安心です。100均材料は補助用、主材料はホームセンターという使い分けが現実的かなと思います。
Q2. プラダンと銀マットはどちらがおすすめですか?
A. 扱いやすさと固定力を重視するならプラダン、断熱性を重視するなら銀マットがおすすめです。冬の車中泊まで考えるなら、黒いプラダンをベースにして、車内側に銀マットを貼る複合タイプが使いやすいです。ただし、車種や窓枠の形によって合う素材は変わるため、まずは小さな窓で試作してみてください。
Q3. 前席の窓にサンシェードを付けたまま走っても大丈夫ですか?
A. フロントガラス、運転席側、助手席側の前席三面は、走行中の視界に関わるため、サンシェードやカーテンを付けたまま走らないでください。交通違反や事故につながる可能性があります。法律や基準は変わることもあるため、正確な情報は警察、国土交通省、JAFなどの公式サイトをご確認ください。最終的な判断は専門家にご相談ください。
Q4. 自作サンシェードで結露は完全に防げますか?
A. 完全に防ぐのは難しいです。人の呼吸や濡れた衣類、外気温との差によって、車内ではどうしても結露が起こることがあります。ただ、窓枠にぴったり合うプラダンや銀マットのシェードを使うと、暖かく湿った空気が冷たいガラスに触れにくくなり、結露を減らしやすくなります。換気や拭き取り道具も一緒に準備しておくと安心です。
Q5. サンシェードの外側は黒と銀色のどちらがよいですか?
A. 夜の車中泊で目立ちにくさを重視するなら、外側は黒がおすすめです。外から見たときに濃いスモークガラスのように見えやすく、車中泊感が出すぎません。夏の日差し対策を重視する場面では銀色の反射面も役立ちますが、場所や時間帯によって目立つことがあります。使う季節や駐車環境に合わせて選んでください。
結露と収納の工夫
最後に、車中泊サンシェード自作で忘れずに考えたいのが、結露と収納です。
サンシェードは作ること自体が目的ではありません。車中泊の夜を安心して過ごし、翌朝にスムーズに片付けられることが大事です。
冬の車中泊では、窓ガラスの結露が起きやすくなります。
原因は、車内の暖かく湿った空気が、外気で冷えた窓ガラスに触れることです。人の呼吸だけでも湿気は増えますし、濡れたタオルや上着、車内調理などがあると、さらに結露しやすくなります。
ここで、隙間のあるカーテンだけだと不利になることがあります。
カーテンとガラスの間に空気の通り道ができると、湿った空気がガラスに触れ続けます。その結果、朝起きたら窓がびっしょり、ということになりやすいです。
一方で、プラダンや銀マットを窓枠にぴったり入れると、車内の湿った空気がガラス面へ流れ込みにくくなります。これにより、結露を減らせる可能性があります。
ただし、結露を完全にゼロにするのは難しいです。
外気温、人数、湿度、車の気密性によって変わるため、「この方法なら絶対に結露しない」とは言えません。だからこそ、減らす工夫と、出たあとの処理をセットで考えるのが現実的です。
結露対策の基本
窓にぴったり合うシェードで湿った空気をガラスに触れにくくし、少し換気をして湿気を逃がし、朝は結露取りワイパーや吸水クロスで早めに拭き取る。この組み合わせが安心です。
就寝時は、防犯や天候に注意しながら、窓をほんの少し開けて換気する方法もあります。
雨よけのバイザーが付いている車なら、外から見えにくい範囲で少しだけ開けると、湿気がこもりにくくなります。ただし、場所や治安、虫、雨風によって向き不向きがあるため、無理はしないでください。
夏は換気と防虫の両立も大切です。
プラダンの枠を作り、中央をくり抜いて網戸用ネットを貼れば、簡易的な防虫網を作ることもできます。サンシェードと同じ型取りの考え方を応用できるので、夏の車中泊を考えている人には相性がよい工夫です。
車中泊できる場所や安全な泊まり方に不安がある場合は、車中泊できる場所の選び方と注意点をまとめた記事も確認しておくと安心です。どれだけ車内を整えても、場所選びが不安定だと落ち着いて眠れません。
収納面では、サンシェードの大きさに注意してください。
プラダンは軽いですが、折りたたみにくい素材です。大きなリアガラス用を一枚で作ると、車内で置き場所に困ることがあります。
リア用は二分割、フロント用は折り目をつける、後席用は一つの収納袋にまとめるなど、使わないときの置き場所を先に決めておきましょう。
また、すべてのシェードに「どの窓用か」を書いておくと、設営時間が短くなります。夜に到着して、疲れた状態で設営するときほど、この小さな工夫が効きます。
車中泊サンシェード自作の結論
自作サンシェードは、費用を抑えて車種に合わせられるのが大きな魅力です。ただし、隙間があると防犯性と断熱性が落ちるため、窓型を丁寧に取り、外から見えない自然な仕上がりを目指しましょう。
最初は少し面倒に感じるかもしれません。
でも、自分の車の窓にぴったり合うシェードができると、車内の安心感はぐっと上がります。夜、外の視線を気にせず、自分だけの空間でほっとできる。これって、車中泊の楽しさのかなり大きな部分だと思います。
完璧な道具を一気にそろえなくても大丈夫です。
まずは後席の小さな窓から。プラダンを切って、窓に当てて、少しずつ削ってみる。その小さな一歩が、あなたらしい車中泊空間づくりの始まりになります。
「これなら自分にもできそう」と思えたら、ぜひ無理のない範囲で試してみてくださいね。