
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンへの旅行で、宿泊費を抑えつつ時間を有効活用できるユニバの車中泊に関心をお持ちではないでしょうか。
しかし、実際に計画するとなると、公式の駐車場は使えるのか、安心して停められる場所はどこか、といった疑問が湧いてきます。
また、長距離移動やパークで遊んだ後の疲れを癒す風呂やシャワーの確保、深夜や早朝に利用できるトイレの場所も気になるところです。
この記事では、サービスエリアや道の駅の利用法から、周辺のおすすめ施設、そして朝一番でパークを満喫するための攻略法まで、ユニバでの車中泊に関するあらゆる情報を網羅的に解説します。
記事のポイント
- ユニバ周辺で安心して車中泊ができる場所
- 車中泊の疲れを癒せるお風呂やシャワー施設
- 快適な車中泊を実現するための注意点とマナー
- 開園と同時に人気アトラクションへ向かうための攻略法
ユニバで車中泊!知っておくべき場所とルール
- 公式駐車場での車中泊はできない?
- 24時間利用できるコインパーキング
- 高速道路のサービスエリアという選択肢
- USJ近隣の道の駅を利用する方法
- 車中泊に必須なトイレの探し方
公式駐車場での車中泊はできない?

結論から言うと、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの公式駐車場での車中泊は認められていません。
パーク利用者のための一時的な駐車スペースとして運営されており、宿泊目的での利用は想定されていないためです。
公式駐車場の営業時間は、基本的にパーク開園の1時間半前から閉園の2時間後までと定められています。
この時間外は駐車場が閉鎖され、車両の入出庫ができなくなるため、物理的にも夜を明かすことは不可能です。
また、開場待ちのためにゲート前で車を停めて待機することも、交通の妨げになるため禁止されています。
ルールは必ず守りましょう
過去にはルールが曖昧な時期もあったようですが、現在は管理が徹底されており、警備員や警察から移動を促されるケースもあります。
安全管理や他の利用者への配慮の観点からも、公式駐車場での車中泊は絶対に避けるようにしてください。
短時間の仮眠については、駐車場の営業時間内であれば黙認されることが多いようですが、寝袋を広げるなど本格的な宿泊準備をすると注意される可能性があります。
あくまで「休憩」の範囲に留め、しっかりと体を休めたい場合は、これから紹介する周辺の車中泊が可能なスポットへ移動しましょう。
24時間利用できるコインパーキング

ユニバ周辺で車中泊をする際の、最も現実的で有力な選択肢が24時間入出庫可能なコインパーキングです。
特に、USJの最寄り駅であるユニバーサルシティ駅の隣駅「安治川口駅」や「桜島駅」周辺には、比較的安価な駐車場が点在しており、多くの車中泊ユーザーに利用されています。
コインパーキング選びの3つのポイント
- 最大料金の有無:夜間から翌日まで長時間利用するため、「24時間最大〇〇円」といった料金設定がある駐車場を選びましょう。これがないと駐車料金が非常に高額になる可能性があります。
- トイレの場所:近くにコンビニや公園など、24時間利用できるトイレがあるか事前に地図アプリなどで確認しておくと安心です。
- 周辺の環境:大通り沿いは騒音が気になり、逆に人通りが全くないと防犯面で不安です。適度に落ち着いていて、安全な場所を選びましょう。
休日や連休など混雑が予想される日には、駐車場を事前に予約できるサービスを利用するのも一つの手です。
確実にスペースを確保できるため、現地で駐車場を探し回る手間が省けます。
| 駐車場名 | 特徴 | 料金目安(土日祝) | 注意点 |
|---|---|---|---|
| タイムズ桜島駅前第2 | USJに隣接し、コンビニも近い。収容台数は24台。 | 当日1日最大2,400円 | USJの入口までは徒歩約15分。桜島駅から電車移動も可能。 |
| 阪高ファインパーク桜島第1 | 24時間営業で最大料金が繰り返し適用される。収容台数は16台。 | 当日24時まで最大2,200円 | 連続利用は48時間まで。USJまでは徒歩約15分。 |
| 三井のリパーク安治川口駅北第2 | 安治川口駅から徒歩5分。USJまで1駅とアクセス良好。 | 当日24時まで最大1,400円 | 比較的料金が安いため、満車になりやすい傾向があります。 |
高速道路のサービスエリアという選択肢

高速道路を利用してユニバへ向かう場合、サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)での車中泊も選択肢に入ります。
SAやPAは、24時間利用可能なトイレや自動販売機が完備されており、夜間でも照明があって比較的安全なのが大きなメリットです。
特に、シャワー設備が併設されているSAを選べば、長距離運転の疲れをリフレッシュできます。
ただし、ユニバから直接アクセスできるSAはないため、あくまで前泊地としての利用がメインとなります。
SAで仮眠をとり、早朝にユニバ周辺のコインパーキングへ移動するというプランがおすすめです。
シャワー付きのおすすめサービスエリア
- 吹田SA(名神高速道路):USJから車で約30分。24時間利用可能なシャワーがあり、フードコートやコンビニも充実しています。
- 西宮名塩SA(中国自動車道):USJから車で約40分。設備が新しく、清潔なシャワー施設が評判です。
- 朝潮橋PA(阪神高速16号大阪港線):USJまで車で約5分と非常に近いPA。ただし、一度高速を降りて再度乗り直す必要があります。
USJ近隣の道の駅を利用する方法
一般道を利用するドライバーにとって、車中泊の定番スポットといえば「道の駅」です。
しかし、残念ながらユニバから気軽にアクセスできる近距離に道の駅はありません。
もし道の駅を利用するのであれば、サービスエリアと同様に、ユニバから少し離れた場所で前泊し、翌朝早くに目的地周辺の駐車場へ移動する形になります。
道の駅は24時間利用できる清潔なトイレが魅力ですが、利用する際にはマナーを守ることが非常に重要です。
道の駅利用の注意点
道の駅はあくまで休憩施設であり、宿泊施設ではありません。
車外にテーブルや椅子を出すキャンプ行為や、長期間の滞在はマナー違反です。
また、ゴミは必ず持ち帰り、夜間のアイドリングは控えるなど、他の利用者や近隣住民の迷惑にならないよう配慮しましょう。
車中泊に必須なトイレの探し方

車中泊において、トイレの確保は最も重要な課題の一つです。
いつでも安心して利用できるトイレがあるかどうかで、快適さが大きく変わります。
主な選択肢としては、これまで紹介してきたサービスエリア、道の駅、そしてコインパーキング周辺のコンビニエンスストアが挙げられます。
特にコンビニは、買い物のついでにトイレを借りやすく、24時間営業の店舗が多いため非常に心強い存在です。
事前に車中泊を予定している駐車場の周りに、どのコンビニがあるかを確認しておくと良いでしょう。
また、駅や一部の公園にも公衆トイレがありますが、夜間は閉鎖されていたり、清掃が行き届いていなかったりする場合もあるため、メインの選択肢としてはコンビニや商業施設を考えておくのが無難です。
ユニバ車中泊を快適にする施設と攻略のコツ
- 疲れを癒すお風呂に入れる温浴施設
- パークから一番近い「上方温泉 一休」
- 24時間営業の「スパワールド」も便利
- 開園待ちを有利にする攻略ポイント
疲れを癒すお風呂に入れる温浴施設

一日中パークで歩き回った後や、長時間の運転後には、温かいお風呂で汗を流し、ゆっくりと体を休めたいものです。
ユニバ周辺には、幸いにも日帰りで利用できる魅力的な温浴施設が充実しています。
主な選択肢は、広々としたお風呂やサウナ、食事処などを備えた「スーパー銭湯」、地域に根差した「昔ながらの銭湯」、そして高速道路の「サービスエリアに併設されたシャワー」の3つです。
予算や時間、求めるリフレッシュ度合いに応じて、最適な施設を選びましょう。
次の項目からは、特におすすめの施設を具体的に紹介していきます。
パークから一番近い「上方温泉 一休」
ユニバ周辺で車中泊をする際に、最もおすすめしたい温浴施設が「上方温泉 一休」です。
ユニバから車で約15分というアクセスの良さが最大の魅力で、多くのユニバ帰りの客に利用されています。
こちらの特徴は、なんといっても源泉かけ流しの天然温泉であることです。
広々とした露天風呂や多彩な内湯があり、パークで疲れた体を芯から癒すことができます。
料金も比較的リーズナブルで、駐車場も完備されているため、車でのアクセスも非常に便利です。
上方温泉 一休の注目ポイント
営業時間は深夜24時まで(最終受付23時)なので、閉園まで遊んだ後でも十分に間に合います。
ユニバ訪問者向けに無料のシャトルバスサービスを提供している時期もあるため、公式サイトをチェックしてみることをおすすめします。
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【上方温泉 一休】
西日本総合第7位🏆
大阪市此花区にある100%天然温泉の温浴施設。
広々とした露天風呂でのんびりと湯浴みできます。
利用者からは「食事がおいしい」と好評です✨#一休 @kamigataonsen19 pic.twitter.com/zRKD2tLfiS— ニフティ温泉【公式】 (@niftyonsen) January 12, 2023
24時間営業の「スパワールド」も便利
時間に縛られず、いつでも好きな時にお風呂に入りたいという方には「スパワールド世界の大温泉」が最適です。
ユニバからは車で30分弱と少し距離はありますが、それを補って余りある魅力があります。
最大のメリットは、その名の通り24時間営業であること。
深夜に到着した場合や、早朝に出発したい場合にも利用できるのは非常に大きな利点です。
ヨーロッパとアジアをテーマにした豪華な浴室は月替わりで男女が入れ替わり、世界各国の温泉気分を味わえます。
仮眠も可能
館内にはリクライニングシートが並ぶ広々とした休憩室もあり、仮眠をとることも可能です。
ただし、深夜0時から朝5時の間に滞在すると深夜料金が別途加算される点には注意が必要。
それでも、ホテルに宿泊するよりは格安で温泉と仮眠場所を確保できるため、多くの旅行者に支持されています。
開園待ちを有利にする攻略ポイント

車中泊の最大のメリットは、早朝から行動できることです。
この利点を最大限に活かせば、一般の来場者よりも早くゲートに並び、人気アトラクションをスムーズに楽しむことが可能になります。
最も効果的な攻略法は、ユニバーサルシティ駅の一つ手前の「安治川口駅」周辺のコインパーキングを拠点にすることです。
ここに深夜から早朝5時頃までに車を停め、始発電車でユニバーサルシティ駅へ向かうか、徒歩(約15分)でパークへ向かいます。
朝6時前にはゲート前に到着しておくのが理想です。
電車で来た人が並ぶ左側のゲートは混雑しやすいため、状況によっては公式駐車場から来た人が並ぶ右側のゲートを狙うと、より前の方に並べる可能性があります。
早起きは大変ですが、人気エリアに整理券なしで入場できる可能性が高まるなど、その価値は絶大ですよ。
トイレは、ユニバーサル・シティウォーク大阪内にあるローソン奥のトイレが朝6時頃から利用可能になるため、待機中に利用できます。
まとめ:計画的なユニバ車中泊で満喫しよう
- ユニバの公式駐車場では車中泊はできない
- 車中泊の基本は24時間営業のコインパーキング
- 安治川口駅や桜島駅周辺が狙い目
- 高速道路利用者はサービスエリアでの前泊も有効
- 近隣に道の駅はないため注意が必要
- トイレはコンビニや駅の施設を事前に確認する
- 車中泊のマナーを守り周囲に配慮する
- ゴミは必ず持ち帰り不法投棄はしない
- お風呂は日帰り温泉施設の利用がおすすめ
- 最も近いのは「上方温泉 一休」で天然温泉が魅力
- 24時間営業の「スパワールド」は時間を選ばず便利
- 攻略の鍵は早朝からの行動
- 安治川口駅周辺に駐車し始発で移動するのが効果的
- 朝6時前にはゲートに到着して開園を待つ
- 事前の計画で宿泊費を抑えつつ快適な旅を実現できる